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GREEN TERRACE JOURNAL

庭は、家の外側ではない。

庭を「家の外側に残った場所」と考えると、庭は最後に決めるものになります。けれど、庭をいちばん長く見ているのは、家の中からです。窓の内側から庭を考える、という見方について。

家が建ってから、外のことを考えはじめる。多くの家づくりは、この順番で進みます。

間取りを決め、内装を決め、最後に残った場所が庭になる。そう考えると、庭は「家の外側」です。

けれど、暮らしはじめてから庭を見るのは、ほとんどが家の中からです。朝、カーテンを開けたとき。食卓についたとき。ソファに座ったとき。

窓の向こうは、部屋の続き

窓は、外の景色を切り取る額縁です。

そこに木が一本見えるのか、隣の家の壁が見えるのか、停めた車が見えるのか。同じ部屋でも、居心地は変わります。

庭をつくるというのは、敷地の空いた場所を埋めることではありません。窓から見える景色を決めることです。

順番を、逆にしてみる

駐車場と門まわりを先に決めて、残った場所に木を植える。この順番だと、木は、窓から見えない場所に立つことがあります。

順番を逆にしてみます。

いちばん長く過ごす場所は、どこか。そこから見えるのは、どの窓か。その窓の向こうに、何があってほしいか。

そこが決まると、木を植える場所も、目隠しが要る場所も、何も置かないほうがいい場所も、おのずと決まっていきます。

今日、できること

いつも座る場所に座って、窓の外を見てください。目に入るものを、三つ挙げてみます。

それが、いまの庭の景色です。

三つのうち一つでも「これが木だったら」と思うものがあれば、庭は、そこから考えはじめられます。