外構を先に決めてはいけない理由。
新築では、門や塀、駐車場といった外構が、先に決まっていきます。けれど、あとから動かせないものほど、庭の全体を描いてから決めたい。順番を変えるだけで、同じ予算の使い道が変わる、という話。

新築の打合せでは、外まわりの話は、最後にやってきます。
駐車場は何台分か。門柱はどこに立てるか。境界はどう囲うか。決めやすいものから、決まっていきます。
動かせないものが、先に決まる
コンクリートの駐車場。境界のブロック。水栓や、外の電源の位置。
こうしたものは、一度つくると、動かすのに大きな手間がかかります。
先に決めたものが、あとから考える庭の形を、決めてしまいます。木を植えたかった場所が、コンクリートの下になっている。灯りをつけたい場所に、電源がない。そういうことが起こります。
計画は一度に、工事は分けて
庭まで含めた全体の絵を、先に一枚、描いておきます。
工事は、一度に全部でなくて構いません。はじめは、駐車場と最低限の境界だけ。木と庭は、暮らしはじめてから。
全体の絵があれば、あとの工事は、その続きとして進められます。予算も、順番に使えます。
建物の計画中に、できること
建物が建つ前なら、庭のためにできることが、もっとあります。
窓の位置と高さ。建物を、敷地のどこに置くか。室外機や給湯器を、どこに据えるか。
数十センチの違いが、庭の広さと、窓からの景色を変えます。建ってからでは、変えられないところです。
家の図面が手元にあれば、敷地の空いているところを、鉛筆で薄く塗ってみてください。そこが、これから庭になる場所です。