雑草対策だけでは、庭はつまらない。
雑草をなくすことだけを考えると、庭づくりは、地面を覆う作業になります。草が生える理由のほうを見ると、別の手が見えてきます。手間を減らしながら、景色を残す考え方について。

雑草に追われると、草の生えない庭がほしくなります。
その気持ちは、よく分かります。ただ、雑草をなくすことだけを目的にすると、庭は、地面を覆うだけの場所になっていきます。
全部覆うと、起きること
地面をすべて舗装すれば、草は生えません。手入れも減ります。
そのかわり、夏は照り返しで暑くなります。窓から見えるのは、一面の灰色です。草はなくなりましたが、庭もなくなっています。
舗装や防草シートが悪いのではありません。使う場所を、決めることです。車を停めるところ。毎日歩くところ。そこには向いています。
草は、空いた土に生える
雑草がよく生えるのは、日が当たって、土が見えている場所です。
そこを、先に別のもので埋めておきます。地面を覆うように広がる植物を植える。木を立てて、木陰をつくる。土が空いていなければ、草の入るすきは小さくなります。
草を取る手間を、緑を育てる楽しみに置き換える、という考え方です。
抜く場所を、決めておく
草が一本もない庭を目指すと、終わりがありません。
毎日目に入るところと、歩くところ。抜くのは、そこだけと決めておきます。木の足元の草は、少し残っていても、景色のうちです。
いまの庭で、雑草がいちばん多い場所を見てください。そこは、日が当たって土が見えているはずです。何で覆うかより先に、そこに何があったらうれしいかを、考えてみてください。