【庭案の杜】

植栽管理について

【説明】

いよいよ、夢のお庭が完成しました!素晴らしいお庭を維持するには、管理がとても重要になります。
最低でも水やり、病害虫対策、肥料、剪定などがあります。ご依頼いただければ【グリーンテラス】での維持管理も有料にてお受けすることは出来ますが、是非ともご自身の手で【我が家の庭】と関わって頂きたく思います。
何故なら、【植物への愛着】が出てくるからです。子供の成長を見守るように、ご自分の育てた植栽を手を焼きながら・・・苦労しながらでも触れ合ってください。
恐らく失敗もするかと思います。『水やり忘れたー』『こんなに大きくなるとは思わなかったー』『病害虫にやられたー』などなど、しかしその経験を積むことによって、あなたもいつの間にか【ガーデナー】になっている事でしょう。
大変な事もありますが、植物と触れ合うことの【大切さ】【素晴らしさ】を楽しんでください!
どうしても困ったときには【グリーンテラス】がお手伝いさせていただきます。

【庭の環境】

■日当りと成長分
ほとんどの植物は光を必要とします。光合成の為であり、成長のエネルギー補給になります。この光合成によって植物の成長は大きく左右されることになります。
■乾燥地域
庭の乾燥した場所には、砂漠などの降水量の低い場所に自生するようなものを育てられます。
■土壌の水分
雨水が主な水源になり、植物にとって活力となります。土壌からはミネラルも吸収されます。その為、保水性のある水はけのいい土壌が必要となります。
■日陰の場所
山地などのに自生するような植物に適します。日陰にも段階があり、半日陰と完全な日陰を考慮する必要があります。
■風よけ
葉の表面からの蒸散により、葉焼けを起こし乾燥後に枯れてしまうことがあります。特に常緑樹にとっては冬が問題となります。
■寒さよけ
霜は植物の根を損なう恐れがあります。対策として深く根覆いをします。
■土壌のタイプ
ミネラルと有機質タイプに分かれます。
・砂質の土壌
軽くて水はけがよいが、肥よくではありません。
・ピート状土壌
肥よくでない酸性で、湿気はあるが水はけがよくありません。
・粘土質の土壌
肥よくですが、比重が大きいために水浸りになりやすいです。
・石灰質の土壌
アルカリ性で水はけがよく、適度に肥よくです。
・シルト質の土壌
適度に肥よくですが、固まりやすいです。
■土壌改良
コンポストや肥料などを使い土壌を改良することが出来ます。中性土壌はpH7になります。
■ 肥料の三要素
窒素(N)=葉、リン酸(P)=花や実、カリウム(K)=根

【剪定】

■骨組剪定
丈夫で十分なスペースのある枝のバランスを整えることです。
■成長抑制剪定
大きさを制限するためのものです。しかし、理想は自然の植物の大きさが庭に合うものを選ぶことが重要です。
■更新剪定
育ちすぎた低木などは、強剪定により若返ります。

【繁殖】

■種子からの繁殖
それぞれの種に適した管理方や播き方があります。
■株分け
株分けは通常秋から春にかけて行います。耐寒性でないものは早春に行うのがベストです。
■取り木、わき芽かき、接ぎ木
植物を増やす方法はいろいろとあります。
■挿し木
挿し木は繁殖の一般的な方法です。

【植物の障害】

■障害の予防
可能な限り衛星に保ちます。適量な水やりと土壌の適当な栄養分に気を付けます。
■防除方法
障害が発生したら、すぐに対処します。
■農薬の使用
農薬や肥料は出来るだけ使わない方が安全ですが、科学的防除を行う場合には、取扱説明書をよくお読みください。
一般的に使われるのは、スミチオン、オルトラン、マンン油などです。

【害虫や病気の症状別判断】

・葉の異常 (アブラムシ、もち病、カイガラムシ、さび病、うどんこ病、褐斑病、黒星病、炭そ病、ケムシ、ハバチ)
・茎の異常 (カイガラムシ、アブラムシ、うどんこ病、菌核病)
・枝・幹の異常 (カイガラムシ、アブラムシ、てんぐ巣病、こぶ病)
・果実の異常 (カメムシ、炭そ病、うどんこ病、黒星病)
・根の異常 (根こぶ病)
・全体の異常 (軟腐病、疫病、灰色かび病)

【障害の詳細】

・アブラムシ (植物がベタベタになり、カビとすす病が発生する可能性。ウィルス病になると致命的)
・カイガラムシ (養分を吸うため、生育の遅れや枯れることがある。すす病の発生原因にもなる)
・ケムシ (葉食害、生育の遅れの原因。毛に毒がある場合は、人にかゆみや発疹の被害)
・ハバチ (葉食害、生育の遅れの原因)
・カメムシ (果実の奇形や落下の原因。外部の刺激で悪臭を出す)
・もち病 (異常に膨らみ、最後には黒褐色に枯れるか腐る。生育不良や花つきの悪化)
・さび病 (斑点がでる。悪化すると葉や茎のゆがみやねじれ、ひどい場合には枯れる)
・うどんこ病 (葉に白いカビの斑点。生育の悪化になり、ひどい場合には枯れる)
・褐斑病 (葉に円形褐色の斑点。悪化すると褐色・黒褐色になって落葉し生育の悪化)
・黒星病 (黒色の小さな斑点。悪化すると落葉し生育の悪化)
・炭そ病 (灰褐色か黒褐色のくぼんだ病斑。生育の悪化)
・菌核病 (葉や茎は軟らかく腐る。悪化した場合は全体に広がりやすい)
・てんぐ巣病 (枝から小枝をたくさん出す。悪化すると花芽がつかず、生育の悪化)
・こぶ病 (幹や枝にこぶができる。生育の悪化)
・根こぶ病 (生育の悪化。ひどい場合には枯れる)
・軟腐病 (腐って枯れる)
・疫病 (灰緑色や暗褐色の病斑になる。生育の悪化、ひどい場合には枯れる)
・灰色かび病 (淡褐色の病斑。生育の悪化、ひどい場合には枯れる)

【植物の分類】

■科(ファミリー / family)
基本的形態を保有する1つ以上の属のグループ
■属(ジーナス / genus)
広い範囲の特性を共有する1つ以上の植物のグループ
■種(スピーシーズ / species, sp.)
交配させて親と似た子を作れる植物のグループ
■亜種(サブスピーシーズ / subspecies, subsp.)
自然発生した種のはっきり識別できる変種
■変種・品種(ヴァラエティ / variety, var.)・ (フォーマ / forma, f.)
種の少数派の亜門で、植物学的構造にやや違いがある
■園芸品種(カルティバー / caltivar, cv.)
選抜または人工的に栽培されるはっきり識別できる変種、亜種、品種または交配種

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